Instrument

「2019年2月購入 Van Laar B♭管トランペット OIRAM III Raw brass finished」

こういうのもタイミングなんでしょうけど、とんでもないものを手に入れたようです。それまでの苦労のようなものが一体なんだったのか?と思わせるような素晴らしい個体。それまでの苦労があったからこの良さが理解出来るのかも知れないが、まさに今の声そのもののようだ。例えば、これまでEの音を当てるのに、どの楽器でも気を使っていたのだが、この楽器ではその心配は全く不要で、音に集中出来る。楽器の方から「いや、そんなに力まずに、まだまだリラックスしていいんだよ」と言われているようで、さらなる柔軟性を得ている。ダブル・ハイB♭域も容易だ。

マウスピースは、M.Curry 1-1/2B

★楽器遍歴など★

「トランペット」
V.Bach 180ML37SP、コーン・ディレクターモデル、バーバンク3☆MLPシルバー、ジェローム・カレ464、V.Bach 180ML37SP、Stomvi Elite、マーチン・コミッティモデル・ブルーラッカー彫刻入り、XO RV-GBラッカー、S.E.Shires 5SE(C管)、V.Bach Early Elkhart(1965年製)、S.E.Shires B59AY(B♭管)、Queen Brass ZORRO Model II ラッカー。

Van Laar OIRAM III

「フリューゲルホルン」
マイスター・アントンGBラッカー、Van Laar B1シルバー。

「コルネット」
ヤマハYCR-8335ラッカー、J.マイケル・シルバー改。

「トランペットマウスピース」
S.E.Shires 1.5C×3本、V.Bach(10-1/2C 9C 7C 5C 5A 3C 3 1)、マウントバーノンバック2-1/2C、ベストブラス3X 3B 3C、モーリス・ベンターファ5C(木製カップ)、ボブ・リーブス・クラシカルシリーズ3C 1-1/2C 3C-26-24 3C-26-7、V.Bach 3C-28(カスタム)、V.Bach Artisan 3C、Monette B2 C2 B6 B5 B2FL M.Curry1-1/2B

「フリューゲルホルンマウスピース」
ワーバートン、デニス・ウィック4F、ジャルディネリ、ベストブラス1X、V.Bach 1-1/2C

「コルネットマウスピース」
ヤマハカスタム、ベストブラス3X

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これまで、楽器もマウスピースもいろいろと使用してきました。楽器の奏法が安定するまでは、楽器やマウスピースを変えればなんとかなるものだと思っていて、とっかえひっかえ。要するに、全くそれらのポテンシャルを引き出せずに「楽器のせい」にしていました。元々、わたしのサウンドはまろやか系で、ハイトーンに興味がなく、チェット・ベイカーを好んでいたので、自分のサウンドもそういう系統になっていました。

2011年の夏に、自分なりにサウンドの結論が出たんです。「あ、このサウンドで良いんだ」と。奏法含め。自分のサウンドを雲の上から俯瞰出来るまでになって行った。それからXOトランペットに出会い、ベスト・ブラスのマウスピースや、バックのヴィンテージマウスピースとの出会いなんかがありました。

ところが、人間て面白いですよね。生きていて、何かを求め続けていると、趣向まで変わって来ます。

2013年6月から、突然、「明るく太陽のようなサウンド」を求めている自分に気付きました。今までとは正反対。XOトランペットのわたしが使っていたモデルは結構ウォームなサウンドが出たのですが、それを吹いていて、かなりの違和感を感じていました。
「何かが、決定的に違う」と。

そこで、気付いたのが、「C管トランペットを使うのはどうだろう???」と言うこと。
普通、C管トランペットはクラシックのオーケストラや、ソロで使われる事が多く、Jazz系のわたしにはその選択肢はなかったのですが、別にJazzをやるからC管じゃいけない理由は全くないわけで、しかも、アンサンブルとかをするわけでもない。自分の頭にあるサウンド感が出せることの方が自分には重要と思い、S.E.ShiresのC管トランペットにチェンジしました。最高です。明るく、ダイレクトに自分のサウンドが出せます。

2014年初夏、V.Bach Early Elkhartとの出会いがあった。以前から気になっていた楽器だったが、たまたま巡り会えた。1965年製とは思えないほど状態も良く、サウンドにハリも出せるし、自分の声のように落ち着いたサウンドが作れる。素晴らしい楽器を得た。マウスピースはボブ・リーブスから、バックのアルティザンモデルに変更。こちらの方がライトに吹奏出来る。より柔軟なサウンド作りが可能となった。

2015年、楽器屋にて、たまたま吹いたVan Laarのフリューゲルホルンに衝撃を受け、購入。マウスピースはベスト・ブラス1X。長い期間フリューゲルホルンは避けていたが、まさにこれぞわたしの思うフリューゲルホルンサウンドが出せると感じながら吹いています。サウンド感、柔軟性、作りが高次元で完成されている楽器です。

2016年夏、B♭管トランペットを思い返し、その時にS.E.Shires B59AYに出会う。素晴らしい柔軟性を持った楽器で、バルブ・アライメントもかけたことにより、何のストレスもなく使用していた。

2019年2月、Van Laar OIRAM III 現状での決定的な存在。故に、他の楽器を持つ意味を失い、現在はこれのみの使用に。マウスピースは少し深めカップのマークカリー。

ずいぶんと遠回りをしてきたが、結果的に、楽器を見る目を養えたし、現在所持している楽器のクオリティの高さに感謝するばかりです。